突然の腹痛に効くツボ３箇所

突然の腹痛

腹痛のうち、内蔵の病気に起因しないもので、急な腹痛があります。通勤や通学の時、電車の中で突然腹痛に襲われたり、試験や会議の前に急な腹痛に見舞われたりする現象です。原因はその時の体調不良が一般的ですが、それが恒常的におこるのであれば、本サイトの最初にご説明した過敏性腸症候群の可能性があります。こちらは日本人の5～10人に1人の割合で発症していて、原因は主にストレスと考えられています。過敏性腸症候群ならば、速やかに専門の医師に診てもらうことをお勧めします。その治療を受けている過程で、突然電車内などで腹痛に襲われた場合、腹痛に効くといわれているツボがありますので、ご紹介します。

腹痛に効くツボ「胃・脾・大腸区」

過敏性腸症候群の腹痛に限らず、普通の一過性の腹痛にも効果があるツボとして知られているのが「胃・脾・大腸区」というツボです。胃・脾・大腸区のツボは手のひらにあります。その場所は生命線の下側、親指の付け根部分あたりで、このツボを押さえることで、胃腸の不調を改善してくれますし、食欲を抑える効果もあります。腹痛だけでなく、ダイエットの助けにもなりそうです。

腹痛に効くツボ「合谷」

「合谷」は万能のツボと言われています。このツボは頭痛・腹痛・下痢・生理痛など様々な症状に効果があると言われていて、特に大腸の機能を整える効果が大きいと言われていますので、急な腹痛にも効果がありそうです。合谷のツボの場所は手の甲側、親指と人差し指の付け根の間の分かりやすい位置です。この部分を強く押すと痛みを感じる人も多いようです。

腹痛に効くツボ「天枢」

「天枢」はお腹にあるツボです。このツボは胃腸の調子を整える効果が期待できるツボで、場所はおへその左右両側にあります。見つけ方としては、おへそから左右に指3本分スライドさせた位置、そこが天枢です。人前でなかなか天枢を刺激することはできませんが、朝出かける前に刺激する習慣をつけるといいかもしれません。腹痛はもちろん便秘や腰痛などにも効果があると言われています。

ツボの注意点

ツボの刺激は即効性があって、誰にでも気軽にできる方法ですが、注意点としてはあまり強くツボを押し込まない事です。軽く2～3秒押して離す、これを数回繰り返すのが基本となります。痛いと気持ちいいくらいの間で刺激するのがちょうどいいでしょう。
また、ツボ押しはあくまでも症状軽減の対処法です。腹痛がいつまでも治まらない場合やいつもと違う感じがした場合はすぐに病院で受診するようにしましょう。先に紹介したように単なる腹痛と思っていたら、重篤な内臓の病気だということもあり得ます。