腹痛を和らげる対処法

現役看護師が教える正しい腹痛対処術

お腹をさするとなぜ痛みが和らぐ?このサイトを作った理由

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痛いの痛いの飛んでけー

お腹が痛いときにお腹をさするというのは、自然の振る舞いです。お腹に限らず、痛いところをさすったり、手を当てたりすることで、痛みが和らぐような気がしますし、実際に痛みが和らぎます。この「さする」という行為が痛みを緩和することに科学的根拠があるのかどうかはわかりませんが、なんらかの効果があることは間違いありません。
お腹が痛い子供をお母さんが優しくさすってあげると子供は落ち着きますし、そのまま「痛いの痛いの飛んでけー」と言ってさすった手を宙に向かって投げ出すと、本当に痛みが飛んでいくような気がします。患部に手を当てることから、「手当て」という言葉ができたという説もあるくらいなので、古くから痛みの部分をさすったり、手を当てたりするのは人間の本能なのでしょう。

お腹をさする効果

実際に腹痛は日常生活の中で起こりがちな体の不調です。いつも、それほど重大なことと考えずに市販の薬を飲んだり、あるいは我慢できる程度の痛みであれば、そのまま放置ということも珍しくないかもしれませんし、先に紹介したように痛いお腹をさするのも効果があるかもしれません。
例えば、身体が冷えてお腹が痛くなったのならば、手を当ててさすることで、冷えたお腹を温めることになり、痛みが緩和されることがあります。あるいは、腹下しを起こしそうな急な痛みの場合は、下腹部(腸のあたり)を時計と反対回りにさすると、時計回りの腸に対して逆方向の刺激になるため、腸の動きを抑制して痛みが緩和することがあります。
根拠ははっきりしないとはいえ、「さする」効果は侮れません。

腹痛への対処法

でも、その痛みが頻繁に起こったり、なかなか直らないような痛みならば、なにか別の種類の病気かもしれませんので、注意が必要です。そのまま素人考えで我慢をするのではなく、速やかに専門の医師の診察を受けることをお勧めします。
といっても、医師の受診を受けるケースは、どのような時でしょうか?ちょっと迷うかもしれませんね。どうしようもないくらい激しい腹痛ならば、迷わず病院にいくのでしょうが、そこまでの症状でなければ、判断が難しいかもしれません。
このサイトでは、いろいろな状況で起こる腹痛についての対処法をご紹介していきたいと思います。急な腹痛の場合、どうすればいいのか?それが子供の場合は?大人だったら?あるいは腹痛がシグナルとなる内臓の病気についてもご紹介していきます。
どんな病気でも最初は安易な気持ちで対応してしまいますが、実はすぐに専門家に診てもらった方が良いケースもたくさんあります。そういうリスクがあることを知って欲しいので、腹痛対処というテーマに絞って、ご紹介をしていきます。

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