世の中にはどんな事柄にも正攻法と裏技が存在します。腹痛に関しても、裏技というわけではありませんが、俗説や民間療法などが存在しています。そんな説の中から、「おへそのゴマを取るとお腹が痛くなるというのは本当?」「腹痛は梅干で治る?」という「あるある」について、実際はどうなのか、検証をしてみたいと思います。さらに過敏性腸症候群などが原因で突然襲ってくる腹痛を、和らげることができるツボがありますので、そのツボを3つご紹介いたします。
おへそのゴマを取るとお腹が痛くなるというのは医学的根拠があるのでしょうか?おへそのゴマはおへそに貯まったゴミです。そのままにしておくと細菌が発生して、不衛生です。だからといって、乱暴におへその中を掃除すると、おへその皮ふのすぐ内側には、内臓を包む腹膜と腸があって、強い刺激を与えるとお腹に不調をきたすことがあります。また、おへそのくぼみは雑菌の温床となっていますので、おへそ内部の皮ふを傷つけるとそこから腹膜炎を起こす恐れもあります。
昔から梅干は重宝されています。長時間持ち歩いても食べ物が悪くなることがないですし、梅干の酸味が食欲を増進させるという効用もあります。その梅干のもととなる梅にはクエン酸、リンゴ酸、コバク酸、酒石酸などの有機酸が豊富で、ビタミンA,B1,B2,Cを含み、カルシウム、カリウム、リンなどのミネラルも含むバランスの取れた植物です。その効用は疲労回復、殺菌・抗菌、風邪や二日酔い、腹痛にも効果があります。ただし、生の梅はそのまま食べるには適しません。そこで考えられたのが梅干です。
急な腹痛のうちかなりの割合を占めると思われる過敏性腸症候群ですが、その原因はストレスといわれています。その過敏性腸症候群のしかるべく治療を受けていても、完治するまでは、突然の腹痛となかなか縁が切れないかもしれません。そこで、役に立つかもしれないのが、ツボです。体中に点在するツボにはそれぞれいろいろな効果が期待できます。もちろん腹痛に効くツボもあります。ここでは、急な腹痛のときに役に立つかもしれないツボを3つご紹介いたします。
「お腹が弱くて困っている」という方に向けて、お腹を強くし腹痛を予防する方法を解説します。お腹が弱くなる原因は、体質だけではなく睡眠や運動を含む日々の生活習慣にあるかもしれません。毎日の食事の時間がバラバラだったり、タバコの本数が多かったりということはありませんか?お腹の調子は生活習慣やストレスに左右されるため、腹痛を予防するには自分の駄目な習慣を突き止め、生活全体を健康的なものにすることが大切です。胃腸の調子が悪い時に食べて良い物、駄目な物をご紹介するので、毎日の食事を考えるヒントにしてください。
腹痛に梅干が効果があると言われていますが、実際に薬効があるのでしょうか?梅干にはクエン酸などの有機酸、ビタミンA,B1,B2,Cなどのビタミン群、ミネラルなどいろいろな成分が含まれています。それぞれの成分には疲労回復や殺菌などの効果がありますので、腹痛への効果も見込まれます。
女性にとって下腹部痛はよくある種類の痛みですが、毎月の生理に係わる心配のない痛みと他の病気の可能性のある下腹部痛がありますので、見極めることが重要です。特に生理の時期と関係のない激しい下腹部痛の場合は速やかに専門医の受診をお勧めいたします。
子供の急な腹痛は、親でも判断が難しく、過度に慌てすぎても、そのまま様子見していても適切に対応できないことがあります。子供が腹痛を訴えたときには、その様子をよく観察してありのままを医師に伝えることが重要です。腹痛といっても軽いものから重篤な病気までいろいろあるので、その種類を知っておくことも大切です。